2021年21月30日


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温故知新』 奇岩・巨石を見に行くことは少ないが、知らずに出合った時は感動ものである。
奇岩・巨石・洞窟
 山登りは目指す山頂に到達するのが主な目的であるが、登り、下りで感動的な景色、滝、奇岩、巨石、洞窟に出会うことがある。 滝と鍾乳洞は別途ページを作ってまとめ
ているので、ここに奇岩、巨石、洞窟をまとめてみた。

奇岩、巨石、洞窟 その1
  山登りを始めた1969年から2006年までの山中で感動した奇岩類をまとめてみた。系辿り着いた山頂からの景色は直ぐに忘れてしまうが、奇岩類はいつまでも印象
が強く残っている。
その2に続く。
奇岩・巨石・洞窟
きがん・きょせき・どうくつ
〔その1〕
北アルプスの 焼岳、西穂高岳の ”奇岩”,”岩峰”。
奇岩から火口の底までかなりの高さがあったが、
ガスが留まり火口の底までは見えなかった。
上高地でキャンプして、運動靴で初めて北アルプスに
登ったのが、焼岳(2,393m)であった。
関西百名山 雪彦山の ”出雲岩”。
兵庫県有数の岩山であり、岩峰登り、くさり場が次々と出て来る。
50歳になって山歩きを始めた最初の山である。
2回目に行った時の ”雪彦山”の出雲岩を入口側から見る。
2回目に行った時の ”雪彦山”の出雲岩を出口側から見る。
日本百名山 剣山の ”お塔石”。
西部劇に出て来そうな ”お塔石”。
”お塔石”の上側にあった ”立石”(仮名)。
日本百名山 甲武信ヶ岳の ”尻岩”。
”尻岩”と書かれた標柱があったので写真を撮ってみたが、
まったくそれらしくは無かった。
日本百名山 白山 ”黒ボコ岩”。
”分岐点として有名な岩であるが ”黒ボコ岩”の名前の謂れは判らない。
何も無い尾根筋に一際目立つ ”五丈岩”。
人工的に積まれた様な ”五丈岩”は近くで見れば圧巻であった。
日本百名山 金峰山の ”五丈岩”。
日本百名山 瑞牆山のシンボル ”大ヤスリ岩”。
上方から見た ”大ヤスリ岩”。
”瑞牆山”は山自体が奇岩で出来ている。
”大ヤスリ岩”は下方から見る方が迫力があるが、
樹林にほとんどが隠れてしまう。
日本百名山 鳥海山の ”割れ目岩”。
”割れ目岩”は東西方向に延びた最大幅約30m,長さ100〜150mの割れ目があり,
有史時代に活動した割れ目火口である。 との事であるらしい。
これでも”割れ目岩”は立派な登山道であった。
日本百名山 筑波山の ”奇岩群”。
”弁慶七戻り” 今にも落ちそうな大岩の下を抜けるのはスリル満点であった。
”出船入船”は通り抜けることが出来なかった。
上部に挟まれた岩は摩擦力だけで支持されているらしい。
”母の胎内くぐり”は通り抜けることが出来るらしいが、
バカらしくて、そこまでする気が出なかった。
”弁慶七戻り”を潜り抜けるには一応上部の岩に気を使ってしまう。
”ガマ石”はどう見ても ”ガマ”には見えなかった。
ここから見る ”大仏岩”は落っこちそうな岩にしか見えないが、
見る角度によっては ”大仏様”に見えるらしい。
”北斗岩”は倒れずに立っているだけでも不思議であった。
”筑波山”にはその他、奇岩が沢山あったが、割愛しておきます。
”空木岳”の山頂より高い位置にあった大岩から撮った山頂の写真。
”空木岳”の山頂より少し下った位置にある ”駒石”。
他にも同様の巨石群が沢山点在していた。
日本百名山 空木岳の ”巨石群”。
日本百名山 鳳凰山の ”巨石群、奇岩群”。
”砂払岳”の近くにあった ”ガマの石”は
マッコウクジラの方が近いのでは思った。
巨石に覆われた ”薬師岳”。
日本百名山 焼岳の ”火口に飛び出ている奇岩”。
2回目の ”焼岳”火口の奇岩をカラー写真で撮る。
今回はガスも出ずに火口の底までバッチリ見えた。
ネットの写真を散々見ていたので、感動より疲労が大きかったが、
池塘とのコラボは中々のものであった。
”平ヶ岳”の山頂に到達するだけでも5時間以上も掛かったのに、
”玉子石”は更に遠い場所にあった。
日本百名山 平ヶ岳の ”玉子石”。
岡山100山の 王子ヶ岳の ”奇岩群、巨石群”。
R430から見上げた巨石を積み上げた様な ”王子ヶ岳”の一郭。
ここは修験者の修行の場になっていた様である。
”王子ヶ岳”には沢山の奇岩が点在しているが、そのほとんどに
名前が付いていなかった。 祠には名前があった様な・・・
もし、この岩に名前を付けるなら ”大砲岩”が相応しいのでは。
この岩には補強は見られなかった。
大地震が来れば落っこちてしまうのでは。
地震による落石防止の為にセメントで補強されている様に見えた。
”王子ヶ岳”の奇岩のハイライトは何と言ってもこの ”ニコニコ岩”である。
自然の造形にはいたく感激した。
ここの奇岩は御在所岳の ”おばれ岩”のスモール版であった。
ここの奇岩には名前が付けられていない様なので
”ハロー岩”の仮称を付けておいた。
初めて遠くから見る ”ニコニコ岩”は
衝撃的であった。
正面から ”ニコニコ岩”を撮った写真は少ないと思う。
この方向の ”ニコニコ岩”も良いもんだ。
左サイドからは手前の大岩が邪魔をして良い角度から撮れなかった。
兵庫100山 紅山の ”長大スラブ岩”。
西側から見た ”紅山スラブ”(仮称)の全景。 斜度は登るに従い徐々にきつくなっている。
上半分の ”紅山スラブ)を見る。 GPSでの実測では最大斜度は
36°あった。 白丸印を追って登らないと登れなくなってしまう。
下部から ”紅山スラブ”を見上げる。
前半は普通に登れるが、後半の斜度はきつくなっている。
紅山の山頂部から ”紅山スラブ”を見下ろす。
下り始めは斜度がきつく中々困難な下りとなる。 迂回路は在り。
上高地のキャンプ場を出発して西穂山荘を経由して ”西穂独標”(2,701m)に着く。
服装は昨日の ”焼岳”と同じく、Gパンに運動靴のハイキング装備である。
詳細の記録は残っていないが、”西穂独標”から ”ピラミッドピーク”の
岩峰を登っていると思われる。 残雪さえなければ運動靴で問題無しであった。
左の写真の少し拡大版。
ザックに入っているのは手作りお弁当と水筒のみ。
”西穂高岳”の手前で残雪の急勾配が出て来た。 ここは先行の登山者の
踏み跡を追ってしのぐが、常に滑落の危険が伴い本当に怖かった。
何時間掛かったのか記録は無いが ”西穂高岳”(2,909m)のピーク立つことが出来た。
我々の格好を見て、隣の登山者から ”お前ら死ぬ気か!”とお説教を頂いた。
下山時、多くの登山者がシリセイドーで滑り降りて行くのが見えた。
同じ道を歩いて下山するのはしんどいので、どこに下るのか判らないが、
同じ様に滑り降りてみることにした。
多くの登山者で付けられた雪溝を快適に滑り降りて行く。
”梓川”の河原近くまで滑り降りることが出来たが、Gパンはビチャビチャに濡れてしまった。 ”梓川”沿いに歩いてキャンプ場に戻った。